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J-GLOBAL ID：200902200430863305   整理番号：08A0796255

門跡盛土石垣の版築部の構造と地震時安定性

著者 (7件)： 西形達明 (関西大 環境都市工) ,  笠博義 (ハザマ) ,  西田一彦 (関西地盤環境研究セ) ,  森本浩行 (京都市伏見工高) ,  阿波谷宜徳 (ハザマ) ,  山本浩之 (ハザマ) ,  引場啓太 (関西大 大学院工学研究科)
資料名： 土木史研究論文集  (Journal of Historical Studies in Civil Engineering)
巻： 27  ページ： 53-59  発行年： 2008年06月15日 
JST資料番号： L4778A  ISSN： 1349-5712  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国の城郭石垣は,空積み構造でかつ曲線形状という世界に類を見ない独自の構造形態を有している。多くの城郭石垣は,16世紀後半から17世紀前半に構築され,石垣石の劣化や構造の老朽化による変形が著しいものも見られる。この石垣の構造とその力学的安定性を検討することは,城郭石垣の保存と維持管理手法に不可欠であり,動的安定性についても十分検討する必要がある。本研究は,名古屋城本丸馬出搦手石垣補修工事に関連して解体された御春屋門跡の石垣を事例として,個別要素法による解体検討を行い,石垣背面の構造を含めた地震時挙動を考察するとともに,個別要素法の城郭石垣への適用の妥当性と有効性の検討を行った。

シソーラス用語： 歴史的建造物 ,  城 ,  擁壁 ,  石構造 ,  動的解析 ,  個別要素法 ,  解析モデル ,  数値解析 ,  文化 ,  *行動 ,  *安定性解析 ,  地震 ,  *石垣 ,  *地震時挙動
準シソーラス用語： 文化遺産

分類 (2件)： 基礎の破壊・補強,擁壁,その他  (RA03100V) ,  その他の構造材料による構造  (RA04060H)

引用文献 (7件)：

• 1) 名古屋市教育委員会: 特別史跡名古屋城本丸搦手馬出石垣修復工事発掘調査報告書, 2006.
• 2) (社) 地盤工学会: 土質試験の方法と解説, p.764, 2000.
• 3) 田中邦煕, 新谷洋二, 小林善勝, 谷優作, 木村真也: FEM-3D (L27) による石垣の動的挙動の数値解析実験, 土木史研究, Vol.24, pp,261-268, 2004.
• 4) 玉野富雄, 金岡正信, 西田一彦, 西形達明, 森本浩行, 高岡光夫: 大阪城石垣の地震時力学挙動, 第7回地盤改良シンポジウム論文集, 日本材料学会, pp.277-282, 2006.
• 5) 森本浩行, 西形達明, 西田一彦, 玉野富雄: 個別要素法 (DEM) による城郭石垣の変状に影響を及ぼす地盤条件に関する考察, 土木史研究, Vol.27, pp.317-322, 2005.

タイトルに関連する用語 (4件)： 盛土 ,  石垣 ,  版築 ,  地震時安定性