抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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跡津川断層系を対象として地形・地質の両面からの調査を行うことで,活断層の末端部の構造を明らかにし,断層のセグメンテーションについて検討した。跡津川断層の北部の牛首断層の東端部には複数の断層に分岐し手取層群の変位量が顕著に小さくなる。また跡津川断層東部の断層露頭で確認されたイベントは,1858年の飛越地震時の活動であり,既往データと総合すれば,跡津川断層は全体が単一のセグメントからなると推定される。この断層中央部の構造に関しては,南側のトレースがより活動的で変位の殆どを担っていると考えられる。また牛首断層の端部に見られるような急激な変位の減少は見られないことから,セグメント境界とはなり得ないと考えられる。