抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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周波数変調検出原子間力顕微鏡(FM-AFM)を液体内試料に適用する場合の問題点と現状について解説した。最大の問題点はカンチレバーのQ値が大きく低下することであり,その主要な原因である粘性抵抗と電気二重層力の影響を論じた。次に,液体内でのFM-AFM動作を改善する方法として周波数雑音の低減と小振幅モードの採用について述べた。これらの改善を行ったFM-AFM法を用い,水中でのマスコバイトマイカ基板の観察及びリン酸緩衝液中におけるbacteriorhodopsinの観察を行った高分解能イメージング結果を示した。また,水/固体試料界面近傍の局所水和構造解析への応用についてもふれた。最後に今後の課題について述べた。