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J-GLOBAL ID：200902200721755623   整理番号：09A1026039

肯定的な相互作用は公共企業体を促進する

Positive Interactions Promote Public Cooperation

著者 (6件)： RAND David G. (Harvard Univ., MA, USA) ,  DREBER Anna (Harvard Univ., MA, USA) ,  DREBER Anna (Stockholm School of Economics, Stockholm, SWE) ,  ELLINGSEN Tore (Stockholm School of Economics, Stockholm, SWE) ,  FUDENBERG Drew (Harvard Univ., MA, USA) ,  NOWAK Martin A. (Harvard Univ., MA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 325  号： 5945  ページ： 1272-1275  発行年： 2009年09月04日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 公益試合は集団行動の問題点の研究に,古くから研究の典型として取り上げられている。各参加者は,利益をすべての参加者に等分に返還する共通のプールにどれだけ寄付するかを選択する。総てのヒトが最大量寄付すれば理想的支出がなされるが,自己利益戦略により幾つかは寄付されない。これまでの研究の殆どが,公益試合で公共企業体を保持するためには報酬よりも罰がより効果的であることを報告している。それらの研究の代表的考えは,現在の行動のために将来の結果を抑制することにある。実験的設定では競技者の同一性が全ラウンドで継続する真の繰返しゲームにおいて,罰と報酬とその両方を受ける公益試合を比較した。その結果,報酬は罰と同様に公共企業体の保持に効果的で,全体の収益は高くなった。さらに,報酬と罰の両方が可能である場合,報酬では寄付金と支払金が増加し,罰では寄付金には影響なく支払い金が低額になった。従って,繰り返す公益試合では報酬は罰を凌ぎ,繰り返しを設定したヒトの企業体は他社との肯定的な相互作用により最大の支持を受けると結論付けた。

シソーラス用語： *公企業 ,  *行動 ,  賞罰 ,  利益分配 ,  ゲーム理論 ,  インセンティブ ,  理論
準シソーラス用語： *公共企業体 ,  *集団行動 ,  報酬 ,  配当金 ,  相互関係

分類 (1件)： 動物生理一般  (EJ02010E)

タイトルに関連する用語 (3件)： 相互作用 ,  公共企業体 ,  促進