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J-GLOBAL ID:200902200761753275   整理番号:08A0918195

トウモロコシ畑における様々な遺伝子型のコムギ刈り株におけるアレロパシーランクに対する雑草多様性の生態学的適応

Ecological adaptation of weed biodiversity to the allelopathic rank of the stubble of different wheat genotypes in a maize field
著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 161-171  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: W1596A  ISSN: 1444-6162  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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トウモロコシ畑において,様々な遺伝子型のコムギ刈り株におけるアレロパシーランクと雑草の多様性に及ぼすその影響を調べるために,アレロパシーバイオアッセイとポイントサンプリング法の統合を検討した。試験区は,コムギ10遺伝子型の単作または混作からなる17のコムギ刈り株処理区で構成された。試験は,コムギ収穫直後にトウモロコシを植付け,その50日後に,雑草の種数,総数,雑草密度,草丈,雑草被覆率を調べた。その結果,様々なコムギ遺伝型の刈り株間において,アレロパシー作用に有意な差異がみられた。単作処理と比べて混作処理の麦藁においてより強いアレロパシー作用がみられた。トウモロコシ畑における主要雑草は,エノキグサ(Acalypha australis,トウダイグサ科)とエノコログサ(Setaria viridis)であった。回帰分析の結果,雑草の多様性は,アレロパシーランクと有意な相関性がみられた。アレロパシー作用はいずれの規模においても空間的不均一性を示し,資源の不均一性の起源となり,ミクロハビタット環境を変化させると考えられ,雑草の多様性は,コムギ刈り株からのアレロパシーの不均一分布に対し空間的および生物学的に応答すると考えられた。また,コムギ刈り株のアレロパシーランクは,雑草個体群のエコロジカルニッチを調節することによって雑草の多様性を変化させると考えられた。雑草はアレロパシー作用などの外部圧に対して抵抗性または適合応答性を示した。雑草の多様性に及ぼすアレロパシー作用の効果に関する本研究は,農生態系における持続可能な雑草防除の基本情報を提供した。
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分類 (2件):
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麦  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (32件):
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