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J-GLOBAL ID:200902200785822146   整理番号:08A0232122

比叡花崗岩体の形成史と白亜紀火成活動史における位置づけ

Formation of the Hiei Granite pluton and its geological implications for the Cretaceous felsic magmatism in southwest Japan
著者 (9件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 53-69  発行年: 2008年02月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東西6km・南北7km規模の比叡花崗岩体は,琵琶湖周辺の白亜紀末山陽帯花崗岩体のうちで,最も西寄りに位置する。これまで琵琶湖コールドロン形成に関係した琵琶湖南部環状花崗岩体の西端部の岩体と考えられてきた。比叡花崗岩体は,中心相と考えられる中粒斑状黒雲母花崗岩とそれを取り囲むように分布している中粒等粒状黒雲母花崗岩からなる。両者は漸移関係にあり,活動時期は100Ma頃と推定される。比叡花崗岩は,年代値,岩相,化学的性質において琵琶湖南部の他の花崗岩類とは異なるので,およそ70Maの琵琶湖コールドロン形成に直接関与した環状岩体を構成するものとしては考えられない。本岩体中には,岩体西縁部で南北方向に貫入している花崗斑岩脈と花崗閃緑斑岩脈のほかに,優白質微花崗岩,流紋岩,玄武岩,ランプロファイアの小岩脈が岩体全体に点在している。そのうちの花崗斑岩と花崗閃緑斑岩の岩脈は,琵琶湖コールドロンの外縁を画する環状岩脈の一部であると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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深成岩 
引用文献 (67件):
  • 新井敏夫・田結庄良昭, 2004, 兵庫県南東部, 六甲山地の白亜紀後期花崗岩類の岩体・岩相区分と火成活動史.地質雑, 110, 452-462.
  • Best, M.G. and Christiansen, E.H., 2001, Igneous Petrology. Blackwell: Malden. 398p.
  • 琵琶湖基盤地質研究会, 2001, 琵琶湖のカルデラ形成史の研究.琵琶湖博物館研究調査報告, 15, 120p.
  • Cashman, K.V., 1990, Textural constraints on the kinetics of crystallization of igneous rocks. In Nicholls, J.and Russell, J.K., eds., Reviews in Mineralogy, 24, Modern method of igneous petrology. Mineral. Soc. Amer., 259-314.
  • 地学団体研究会京都支部編, 1965, 郷土の地質見学案内シリーズ(1)大文字山の岩石と鉱物.地学団体研究会京都支部, 72p.
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