アメリカにおける地震による建築物の構造損傷に対する確率的検討

BAI Jong-Wha; HUESTE Mary Beth D.; GARDONI Paolo

文献

J-GLOBAL ID：200902200859199322 整理番号：09A1097121

アメリカにおける地震による建築物の構造損傷に対する確率的検討

Probabilistic Assessment of Structural Damage due to Earthquakes for Buildings in Mid-America

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巻： 135 号： 10 ページ： 1155-1163 発行年： 2009年10月
JST資料番号： D0417A ISSN： 0733-9445 CODEN： JSENDH 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

中央アメリカの代表的な建築構造に対する確率的な構造損傷(SD)評価法を開発した。建築物の建替えに対する修繕費の割合からSD係数を算出し,ベータ分布を用いて様々な損傷状態に対するSD係数の不確定性を示すと共に,平均値と標準偏差を決定するための確率的な手法を示した。また,強度指標(IM)の関数としての総合損傷指標を決定する確率的手法を示すことにより不確定性の数値化と信頼性の向上を図った。ベータ分布と感度解析の結果に基づいて各々の損傷状況に対する標準偏差を与間隔の0.2倍に等しいと仮定した。この検討法の適用例として中央アメリカで一般的な3種の建物に対するSD係数を求めた結果,非補強組積構造(UMR)はRC構造と比べて約10%高いSD係数を持つことが判った。この判定法は単純で,透明性が高く,最新の震害データによる更新が容易で,多様な構造物の地震による損傷調査を標準化することができる。

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建築物の耐震,免震,制震,防振 , 自然災害 , 構造動力学

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