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J-GLOBAL ID：200902201626716838   整理番号：08A0328393

デオキシムギネ酸は亜鉛欠乏イネ植物における亜鉛移行を増加させる

Deoxymugineic acid increases Zn translocation in Zn-deficient rice plants

著者 (9件)： SUZUKI Motofumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TSUKAMOTO Takashi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  INOUE Haruhiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  WATANABE Satoshi (Japan Atomic Energy Agency, Gunma, JPN) ,  MATSUHASHI Shinpei (Japan Atomic Energy Agency, Gunma, JPN) ,  TAKAHASHI Michiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAKANISHI Hiromi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MORI Satoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NISHIZAWA Naoko K. (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Plant Molecular Biology  (Plant Molecular Biology)
巻： 66  号： 6  ページ： 609-617  発行年： 2008年04月 
JST資料番号： W0811A  ISSN： 0167-4412  CODEN： PMBIDB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イネで鉄欠乏に応答して分泌されるシデロホア,デオキシムギネ(DMA)酸の亜鉛欠乏時の役割を追及した。低亜鉛供給下でイネ根の分泌するDMAの量はわずかに減少し,地上部の内生DMAが増加した。OsNAS1およびOsNAS2の発現は増加せず,OsNAS3およびOsDMAS1の発現が増加した。特にOsNAAT1の発現が地上部で劇的に増加し,ニコチアナミンは検出されなかった。陽電子照射トレーサー画像システム(PETIS)による分析で,亜鉛欠乏根は⁶²Zn²⁺より⁶²Zn-DMAの吸収が少なく,⁶²Zn-DMAの方が⁶²Znの葉への移行および葉(先端)から葉鞘への移動が増加した。これは特に識別センター(DC,discrimination center)で明白であった。これらの結果はDMAが亜鉛欠乏イネ植物における土壌からの亜鉛の吸収よりむしろ植物体内の分布に重要な役割を持つことを示唆する。

シソーラス用語： *シデロホア ,  *亜鉛欠乏 ,  イネ ,  移動 ,  生合成 ,  合成酵素 ,  遺伝子発現 ,  画像技術 ,  放射性トレーサ法 ,  転流【生体】 ,  カルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  ジアミン ,  第一アミン ,  第二アミン
準シソーラス用語： PETIS ,  移行

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  植物栄養  (EH02060B)

物質索引 (2件)： 2′-デオキシムギネ酸 ,  ニコチアナミン

タイトルに関連する用語 (6件)： 酸 ,  亜鉛欠乏 ,  イネ ,  植物 ,  亜鉛 ,  移行