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J-GLOBAL ID:200902201772901744   整理番号:09A0047837

チトクロームbc1複合体中Qp部位でのユビキノールの二電子酸化機構:破れた対称性を用いるB3LYP研究

Mechanism on Two-Electron Oxidation of Ubiquinol at the Qp Site in Cytochrome bc1 Complex: B3LYP Study with Broken Symmetry
著者 (5件):
資料名:
巻: 112  号: 47  ページ: 15116-15126  発行年: 2008年11月27日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ミトコンドリア膜中チトクロームbc1複合体(Cbc1)は電子輸送及び/または呼吸系における第三の金属酵素である。Cbc1はcyt b,cyt c1及びRieske鉄-硫黄[2Fe-2S]蛋白質(ISP)を含み,Cbc1はプロトン駆動QサイクルにおけるQp部位でユビキノン(UQ)を生じるユビキノール(UQH2)の二電子酸化を触媒する。最高と最低のスピン状態に対して通常の非制限と破れた対称性を用いるB3LYP法を用いることによってISPクラスタの分子構造と電子構造を調べた。スピン汚染と自然軌道解析によって最低スピン状態の電子構造を決定した。スピン汚染は反強磁性スピン結合対の数を示すことが分かった。また,破れた対称性を用いるB3LYP法によってCbc1のQp部位でUQH2の酸化機構を調べた。イミダゾラートを有するISPクラスタにおいて,酸化型と最低スピン状態,[(Imz-)FeS]oxLSは四種類の可能状態中でエネルギー最低であり,実験的観測と因果関係にある。UQH2酸化機構では,UQH2は酸化が起こる前に水素結合によってISPクラスタのイミダゾラートとcyt bのGlu272-間を結合することを確認した。この結果は実験でも証明されている。この結果はGlu272がUQH2から最初のプロトン受容体として役立ち,引き続きプロトン結合電子移動がユビセミキノンアニオンからISPクラスタに起こることを支持している。
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