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J-GLOBAL ID:200902202022402734   整理番号:08A1083506

食物と人体中のセレン: レビュー

Selenium in food and the human body: A review
著者 (2件):
資料名:
巻: 400  号: 1-3  ページ: 115-141  発行年: 2008年08月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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土壌中のセレン濃度は一般に食物中のSe存在量と人間集団のSe濃度を反映する。食物中のSe含量は地理的位置,季節変化,蛋白質含量,及び食品加工に影響される。土壌と食物中のSe濃度の定期的測定が必要である。食事はSeの主要な源であり,食物の型にもよるが,食事のSeのほぼ80%が吸収される。Seのバイオアベイラビリティは,有機型のSeが顕著に高いが,Se源と対象(被検者)の栄養状態によって異なる。SeサプリメントはSeの環境濃度が極端に低い地域の生活者には有益であるかもしれない。幾つかの対策が採られてきた:1)Se富化肥料の採用;2)家畜へのSeサプリメント投与;3)Seを含むマルチミクロ栄養素サプリメントの摂取。それでもなお,Seサプリメントと他の食品成分との可能な相互作用やそれらのSeバイオアベイラビリティに対する影響に関する詳細な研究が必要である。サプリメント供給業者もサプリメントに使われている特定のSe型についての情報を提供すべきである。さらに,肝障害における肝細胞損傷に関与するSeのメカニズムに関する研究が不足している。心疾患(CVD)の予防に対する抗酸化剤としてのSeの可能性は有望であるが,さらに長期的な介入試験が必要である。したがって,ヒトのCVDの予防に無差別なSeサプリメントは推奨できない。Se摂取量と前立腺・結腸癌の罹患率の低下との相関に関する興味ある報告もある。しかし,他の型の癌に対する無作為試験については結論が出ていない。最終結論としては,一般大衆に対しては,肝障害,心疾患,あるいは癌の予防へのSeサプリメントの使用に対して警告を発すべきである,何故なら,Seサプリメントの有用性は未だ不確かであり,無差別利用はSe毒性のリスク増大を招くから。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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公衆衛生  ,  食品の化学・栄養価 
タイトルに関連する用語 (4件):
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