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J-GLOBAL ID：200902202281385058   整理番号：08A0443186

ソフトウェア開発における品質プロセスのコスト最適化のためのモデルとシミュレーションツール

著者 (2件)： 中島毅 (三菱電機) ,  東基衞 (早稲田大 大学院創造理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J91-D  号： 5  ページ： 1216-1230  発行年： 2008年05月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ソフトウェア開発各フェーズにおけるレビューとテストの実施にかけるコストが,開発プロセス全体のコストにどう影響するかを予測し分析するためのモデルとそれに基づいたシミュレーションツールを提案する。このモデルは,誤り総量管理モデルをベースにして,検知誤り量,及び出荷後残存誤り量を推定するモデルと,リワークコストを推定するモデルを組み合わせて構成している。ツールはソフトウェア開発プロジェクトマネージャの品質計画策定を支援する。シミュレーション実験を通じて,レビューとテストの実施の投資対効果が,開発コストと出荷後誤りの処置も含めた製品コストで異なることを確認した。また,適用評価を通じて,品質計画策定支援についての本ツールの有効性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ソフトウェア開発 ,  *ソフトウェアプロセス ,  *品質コスト ,  最適化 ,  予測技法 ,  レビュー ,  プログラム検査 ,  プロジェクト管理 ,  モデリング ,  ソフトウェア障害 ,  品質管理 ,  モデル ,  *シミュレータ ,  ソフトウェアメトリックス ,  ライフサイクル ,  計画 ,  ソフトウェア工学 ,  コストモデル ,  改変

分類 (1件)： 計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (17件)：

• M. E. Fagan, “Design and code inspection to reduce errors in program development,” IBM Syst. J., vol.15, no.3, pp. 182-211, 1976.
• 小笠原秀人, 中野一男, 田中史朗, “ソフトウェア開発プロセスの評価と改善,”東芝レビュー, vol.56, no.11, pp. 56-61, 2001.
• 坂本啓司, 田中敏文, 楠本真二, 松本健一, 菊野 亨, “利益予測に基づくソフトウェア改善の試み,”信学論 (D-I), vol. J83-D-I, no.7, pp. 740-748, July 2000.
• B. Freimut and L. C. Briand, “Determining inspection cost-effectiveness by combining project data and expert opinion,” IEEE Trans. Softw. Eng., vol.31, no.12, pp. 1074-1092, Dec.2005.
• 小室 睦, 男澤 康, 木村好秀, “開発現場の実態に基づいたピアレビュー手法改善と改善効果の定量的分析,”SEC Journal, no.4, 2005.

タイトルに関連する用語 (6件)： ソフトウェア ,  開発 ,  プロセス ,  コスト最適化 ,  モデル ,  シミュレーションツール