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J-GLOBAL ID:200902202736812413   整理番号:08A0687637

半古典的歪波模型を用いた(K-,K+)インクルーシブスペクトルの解析

Analysis of (K-,K+) Inclusive Spectrum with Semiclassical Distorted Wave Model
著者 (5件):
資料名:
巻: 119  号:ページ: 1005-1027  発行年: 2008年06月25日 
JST資料番号: G0499A  ISSN: 0033-068X  CODEN: PTPKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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12C(K-,K+)反応のインクルーシブK+運動量スペクトルを半古典的歪波(SCDW)模型で計算した。Ξ-の束縛状態への遷移を含めた。Green関数を用いた以前の解析結果及び核内カスケード(INC)模型を用いた計算結果と今回の計算結果を比較し,解析に用いた仮定の妥当性を調べた。原子核内での素過程の運動学を適切に扱うことが極めて重要であることが分かった。Ξ--原子核ポテンシャルの強度-50,-20及び+10MeVを用いて計算したスペクトルを高エネルギー加速器研究機構(KEK)でpK-=1.65GeV/cを用いて測定した実験データと比較した。測定スペクトルの形状は計算で再現し,インクルーシブスペクトルは仮定したΞ--原子核ポテンシャルの強度で系統的に変化したが,計算した断面積はデータを過小評価した。より信頼できる解析のためには,高精度の素過程のデータだけでなく(K-,K+)反応の実験データも必要である。(翻訳著者抄録)
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