抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では断熱材の熱伝導率測定の現状,主な測定原理とその問題点,推定方法,試験体に依存する測定上の注意点などについて解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:断熱材の断熱性能の向上に伴い高まる熱伝導率測定精度,2)断熱材の熱伝導率測定の現状:米国の国立標準技術研究所(NIST)による熱伝導率のラウンドロビン試験(室温から約500°Cの温度範囲での非常に大きなばらつき),アルミナ-シリカ系繊維質断熱材およびケイ酸カルシウム保温材を試験体として実施された絶対温度Tに対する熱伝導率λ,3)測定方法と問題点:保護熱板法(GHP法)の測定部の立体図,模式図,測定方法,測定精度および測定精度確認の問題点,熱流計法の測定方法,測定精度および測定精度確認の問題点,4)熱伝導率の推定:推定方法,ロックウール断熱材の推定結果と測定結果との比較,グラスウール断熱材の推定結果と測定結果との比較,5)試験体:各種断熱材の特性,アルミナ-シリカ系断熱材の周期加熱法により得られた厚さ方向と面内方向の熱伝導率および非定常熱線法により得られた熱伝導率を比較した結果,測定上の留意事項など。