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J-GLOBAL ID:200902203085505688   整理番号:09A0391290

宇宙線陽電子・電子の過剰で暗黒物質が見えた?

著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 239-240  発行年: 2009年04月05日 
JST資料番号: F0221A  ISSN: 0029-0181  CODEN: NBGSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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宇宙観測の進展に伴い,宇宙の組成の大部分を暗黒物質が占め,その正体はWIMP(弱い相互作用をもつ質量のある粒子)である可能性が高いことが分かってきた。TeVスケールで現れる新しい素粒子模型で予言される最も軽い超対称性粒子(LSP)又は余剰次元模型における最も軽いKaluza-Klein粒子(LKP)がWIMPの有力な候補とされている。このような暗黒物質の解明は宇宙物理学と素粒子物理学の最重要課題であり,各種の探索実験が行われている。WIMPの対消滅・崩壊で生成される陽電子・反陽子などを間接測定することでWIMPのエネルギースペクトルからWIMP起源の識別が容易になるであろう。この期待にこたえる観測結果が衛星観測(PAMELA)と南極周回気球実験(ATIC)などから寄せられた。PAMELAが得た陽電子過剰はWIMPの対消滅よると期待される。ATICでは電子の余剰が観測され,この事実は陽電子比の過剰がLKPによる電子・陽電子対の直接生成に起因することで説明がつく。このLKP起源説が最も有力であるが,他の説も否定しがたい。FERMI衛星による数10GeV領域での観測が待たれる。
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分類 (3件):
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宇宙線起源  ,  宇宙線・天体物理観測技術  ,  仮説粒子とその他の素粒子 
引用文献 (7件):
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