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J-GLOBAL ID:200902203117634400   整理番号:08A0623599

アルミニウムアジュバントの免疫刺激作用におけるNalp3インフラマソームの重要な役割

Crucial role for the Nalp3 inflammasome in the immunostimulatory properties of aluminium adjuvants
著者 (6件):
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巻: 453  号: 7198  ページ: 1122-1126  発行年: 2008年06月19日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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一般的に「ミョウバン」と呼ばれるアルミニウムアジュバントは,世界中でヒトや動物のワクチンに最もよく使用されているが,ミョウバンによる免疫系刺激の基礎となる機構は明らかになっていない。Toll様受容体は感染の感知に重要であり,そのため,免疫学的な研究で使用されるさまざまなアジュバントの一般的な標的となっている。ミョウバンは,in vitroで炎症性サイトカインの産生を引き起こすことが知られているが,ミョウバンはToll様受容体の完全なシグナル伝達がなくても免疫系を活性化できることが,繰り返し証明されている。本論文では,アルミニウムアジュバントが,Nalp3(別名,クリオピリン,CIAS1あるいはNLRP3)インフラマソームと呼ばれる細胞内の自然免疫応答系を活性化することを示す。in vitroでマクロファージがミョウバンに応答して炎症性サイトカインであるインターロイキン1βとインターロイキン18を産生するためには,完全なインフラマソームシグナル伝達が必要であった。さらにin vivoでは,Nalp3,ASC(apoptosis-associated speck-like protein containing a caspase recruitment domain)あるいはカスパーゼ-1を欠損するマウスは,アルミニウムアジュバントと共に投与された抗原に応答して顕著な抗体反応を示すことができなかったが,完全フロイントアジュバントに対する応答は正常なままであった。我々は,Nalp3インフラマソームがアルミニウムアジュバントのアジュバント効果の重要な要素であることを明らかにする。さらに,自然免疫系のインフラマソーム経路が体液性の適応免疫応答を誘導できることを示す。今回の結果は,将来,有効かつ安全なアジュバントを設計する際に役立つ知見となるであろう。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (1件):
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免疫反応一般 

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