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J-GLOBAL ID:200902203447435560   整理番号:08A0653319

第四木材防腐剤であるアンモニア性銅で処理した木材からの塩化ベンザルコニウム同族体の溶出特性

Leaching characteristics of homologues of benzalkonium chloride from wood treated with ammoniacal copper quaternary wood preservative
著者 (3件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 225-232  発行年: 2008年06月25日 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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日本において,アンモニア性銅の第四木材防腐剤であるタイプ-1(ACQ-1)は,活性成分として銅とベンザルコニウムクロライドを含み,木材の圧力処理の中で最も広く使われた。商業的ACQ-1製品中の塩化ベンザルコニウム(BAC)には主にC12とC14同族体を含む。本研究では,これらのBAC同族体の溶出特性について,ACQ-1と等モル量の同族体を含む1%モノエタノールアミン(MEA)溶液で処理したスギ,カラマツ,サハリンモミの心材と辺材部分を使って調査した。蒸留水(DW)と人工海水(SW)が溶媒として使われた。その結果,蒸留水中では,C12同族体の溶出割合はC14同族体のものより高くなる傾向にあることが観察された。C12同族体の溶出は人工海水を使用することによって促進され,その結果,人工海水を使用することでC14同族体よりもかなり高い溶出率となった。この理由として,アルキル鎖長に基づく疎水性の違いがこれらの現象をもたらしたのではないかと考えられた。しかしながら,日本カラマツ心材部分がMEAの同族体で処理された時には,C14同族体の溶出割合はC12同族体のものよりかなり高くなった。(翻訳著者抄録)
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