抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北アメリカでは,400,000人の脊髄損傷(SCI)者が生活している。SCI(Spinal Cord Injury)とは,主として脊柱に強い外力が加えられることにより脊椎を損壊し,脊髄に損傷をうける病態である。また,脊髄腫瘍やヘルニアなど内的原因によっても類似の障害が発生する。略して脊損(せきそん)とも呼ばれる。脊髄を含む中枢神経系は末梢神経と異なり,一度損傷すると修復・再生されることは無い。本稿は,関連する筋肉の収斂に対する閉ループ制御について論じた。1)骨格筋肉生理学,2)機能電気的刺激(FES:Functional Electrical Stimulation),3)SCIとFES,4)個々のSCIに対する制御システムの開発,5)電気的にシミュレートした筋肉の応答モデル,6)膝角度の閉ループFES制御器の例,などについて考察した。