文献
J-GLOBAL ID:200902203845986770   整理番号:08A0913575

腎臓足細胞のアクチン細胞骨格は,サイクロスポリンAの抗タンパク尿作用の直接標的である

The actin cytoskeleton of kidney podocytes is a direct target of the antiproteinuric effect of cyclosporine A
著者 (18件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 931-938  発行年: 2008年09月01日 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カルシニューリン阻害剤であるサイクロスポリンA(CsA)の免疫抑制作用は,T細胞での活性化T細胞核因子(NFAT)を介するシグナル伝達の阻害によって生じる。CsAはまた,タンパク尿がみられる腎臓疾患の治療にも使用されている。現在,CsAの抗タンパク尿作用は,その免疫抑制作用によるものとされている。本論文では,タンパク尿に対するCsAの有用性は,T細胞でのNFAT阻害に依存しておらず,腎臓足細胞中のアクチン細胞骨格の安定化によるものであることを示す。シナプトポディンは足細胞でRho GTPアーゼ調節因子として働くが,CsAはカルシニューリンが仲介するシナプトポディン脱リン酸化を阻害するため,リン酸化依存性のシナプトポディン-14-3-3β相互作用が維持される。この相互作用の維持によって,シナプトポディンはカテプシンLが仲介する分解を免れる。これらの結果は,カルシニューリンシグナル伝達の新しい見方を示しており,タンパク尿がみられる腎臓疾患の治療法への手がかりとなる。シナプトポディンのような新しいカルシニューリン基質は,長期のCsA治療による重篤な副作用を回避する抗タンパク尿薬探索の有望な出発点となるかもしれない。Copyright Nature Publishing Group 2008
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
泌尿生殖器の基礎医学  ,  生物学的機能 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る