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J-GLOBAL ID：200902203866396795   整理番号：09A0437382

高ベータの敵 抵抗性壁モード

著者 (5件)： 武智学 (日本原子力研究開発機構) ,  松永剛 (日本原子力研究開発機構) ,  白石淳也 (日本原子力研究開発機構) ,  徳田伸二 (日本原子力研究開発機構) ,  飛田健次 (日本原子力研究開発機構)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 85  号： 4  ページ： 147-162  発行年： 2009年04月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トカマク型核融合炉の定常化にとって高ベータ化は必須である。この高ベータ化には最終的にはMHD不安定性の一種である“抵抗性壁モード”がボスキャラのごとく立ちはだかる。逆転磁場ピンチに至っては抵抗性壁モードによって寿命が決まってしまう。この十年,閉じ込め改善や加熱装置の進展により高ベータ化の敵,抵抗性壁モードとの実戦が始まった。この敵を駆逐する(安定化する)武器には“プラズマ回転”と“磁場のフィードバック制御”があるが,最近その戦いにちょっとしたどんでん返しがあった。その結構ドラマチックな戦歴を楽しんでもらうために,まずは敵を知ってもらい,これらの武器の説明をしよう。その領域は物理から工学までの広い分野にわたる。現在の戦況は混沌としているが,さらに,問題点や今後の戦い方について考える。さあ,抵抗性壁モードの世界へ,ようこそ。(著者抄録)

シソーラス用語： トカマク ,  *マクロ不安定性 ,  *β値 ,  磁気シア ,  フィードバック制御 ,  プラズマディスラプション ,  核融合炉
準シソーラス用語： *MHDプラズマ不安定性 ,  *抵抗性壁モード ,  プラズマ回転 ,  ITER【実験炉】 ,  JT-60U ,  DIII-D

分類 (1件)： プラズマ波,プラズマ不安定性  (BJ02050T)

引用文献 (82件)：

• TROYON, F. Plasma Phys. Control. Fusion. 1984, 26, 209
• STAMBAUGH, R. D. Plasma Phys. Control. Fusion Res. 1984, IAEA, Vienna. 1985, I, 217
• OKABAYASHI, M. Plasma Phys. Control. Fusion Res. 1986, IAEA, Vienna. 1987, I, 275
• STRAIT, E. J. Phys. Plasmas. 1994, 1, 1415
• PFIRSCH, D. Nucl. Fusion. 1971, 11, 259

タイトルに関連する用語 (1件)： 抵抗性壁モード