抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1992年,JR大久保駅直近に開業したシティホテルを複合施設に再生した計画である。元々の建物は,レストラン,客室,式場,宴会場,駐車場など様々な用途があり,それに見合った構造,設備,階高,平面規模,そしてクラシカルな装飾デザインが用意されていた。そこに,一部低層棟を増築しつつ用途変更し,各々のボリュームがせめぎあうように挿入した。結果,新旧用途の組み合わせの数だけの空間的,法的,設備的,デザイン的なギャップが生じ,その各々のギャップを再構築した結果,内部空間の多様性を生み出した。既存敷地の一部を売却し,その後隣地交差点角地の敷地を買い増しすることで定まった最終計画敷地で,街並みの中での位置付けを検討した。こうした既存土地・建物の大規模変更に当たり,様々な法規定の整理,敷地再編により可能となる街並みづくり,既存空間の可能性を引き出すデザインをテーマとし,大規模コンバージョンの可能性を追求している。