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J-GLOBAL ID:200902204036529683   整理番号:09A0536953

ポリエチレン粒子によるヒト初代骨芽細胞および骨細胞での異化的表現型の誘導

The induction of a catabolic phenotype in human primary osteoblasts and osteocytes by polyethylene particles
著者 (8件):
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巻: 30  号: 22  ページ: 3672-3681  発行年: 2009年08月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ポリエチレン(PE)摩耗粒子は整形外科インプラント不全を誘導する無菌性の緩みに見られる骨溶解と関連している。単球/マクロファージ系統の白血球が関与しているが,現在では,骨芽細胞もPEにより影響されるかもしれないという証拠が明らかになりつつある。本研究では,インプラント付近の3次元(3D)環境を複製する,細胞およびPE粒子を配置するために開発した新規のin vitro細胞培養システムを用いて,骨芽細胞に対するPE粒子の効果を検討した。本システムは,21~28日の培養期間を通じて,成熟骨細胞様表現型への分化を行うことをヒト骨由来細胞(NHBC)に可能とした。PE粒子は,骨細胞マーカーであるE11,DMP-1およびSOST/スクレロスチンのmRNA発現の増加を誘導した。NHBCは,破骨細胞形成および活性と関連したいくつかの遺伝子(RANKL,IL-8およびM-CSF)のmRNAの発現の増加,および破骨細胞拮抗因子であるOPGの発現の減少によりPE粒子に反応した。PEは,マトリックス産生(タイプIコラーゲン)を促進するそれから,破骨細胞形成性遺伝子の発現の誘導へと,RUNX2の遺伝子発現制御の切替えを誘導するようだった。これらの結果は,PE粒子が同化的から,より異化的表現型へと成熟骨芽細胞を切替えることを示唆する。この概念は,マウス骨細胞株であるMLO-Y4でのRANKL mRNAのPE誘導発現の知見によりさらに支持された。まとめると,本結果は,PE粒子が,整形外科インプラントの近傍の正味の骨消失と一致する成熟骨芽細胞および骨細胞の表現型の変化を直接的に誘導することを示唆する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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