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J-GLOBAL ID：200902204256803913   整理番号：08A0694775

ヒトゲノムにおけるヒストンのアセチル化とメチル化との組み合わせのパターン

Combinatorial patterns of histone acetylations and methylations in the human genome

著者 (12件)： WANG Zhibin (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  ZANG Chongzhi (George Washington Univ., Washington, D.C., USA) ,  ROSENFELD Jeffrey A (Cold Spring Harbor Lab., New York, USA) ,  ROSENFELD Jeffrey A (New York Univ., New York, USA) ,  SCHONES Dustin E (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  BARSKI Artem (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  CUDDAPAH Suresh (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  CUI Kairong (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  ROH Tae-Young (US National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  PENG Weiqun (George Washington Univ., Washington, D.C., USA) ,  ZHANG Michael Q (Cold Spring Harbor Lab., New York, USA) ,  ZHAO Keji (US National Inst. of Health, Maryland, USA)
資料名： Nature Genetics  (Nature Genetics)
巻： 40  号： 7  ページ： 897-903  発行年： 2008年07月 
JST資料番号： W0430A  ISSN： 1061-4036  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒストンには多数の翻訳後の修飾が知られており,それが遺伝子の転写に影響を与えている。しかしながら,これに関する高等真核生物での包括的な分布のデータがないため,遺伝子に特異的なヒストン修飾の組み合わせのパターンがどの程度あるのかは,今後の問題として残されている。この論文では,ヒトCD4⁺T細胞における39種のヒストンの修飾を解析して得られたパターンを報告する。私たちのデータは,大多数のパターンが,プロモーターとエンハンサーにかかわっていることを示している。特に,3,286カ所のプロモーターで検出された17個の修飾で構成された共通の修飾モジュールを同定した。この修飾は,それぞれのヌクレオソームレベルで互いに関連し,ゲノム内に局在している傾向がみられた。このモジュールをもった遺伝子は高い発現をする傾向にあり,このモジュールへさらに修飾が加えられると,さらに転写の増大がみられる傾向にあった。私たちのデータは,このようなヒストンの修飾が,クロマチンの転写活性化への準備のために共同して働いていることを示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2008

シソーラス用語： ヒト ,  ゲノム ,  *ヒストン ,  アセチル化 ,  メチル化 ,  翻訳後修飾 ,  CD4抗原 ,  プロモーター領域 ,  エンハンサー領域 ,  ヌクレオソーム ,  転写【遺伝】 ,  遺伝子発現 ,  遺伝的調節 ,  クロマチン ,  T細胞
準シソーラス用語： Tリンパ球 ,  転写制御

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒトゲノム ,  ヒストン ,  アセチル化 ,  メチル化 ,  組み合わせ