抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
鋼板を電磁石の吸引力により浮上させ非接触搬送を行う事で,摩擦や振動による問題を解決する電磁石吸引式磁気浮上方式が提案されている。このとき,センサの数を出来るだけ減らし,かつセンサを用いた場合と同様の浮上,搬送精度を持たせる方法が必要となり,有限要素法(FEM)を用いたリアルタイム振動解析手法が提案されている。しかし,有限要素法を適用したセンサレス磁気浮上系は,解析誤差による影響が大きな問題の1つとなる。そこで,本稿では,解析誤差を考慮した磁気支持系の設計を行う事で,有限要素法を用いた系の実現を目指した。まず,電磁石間,センサ間の位置関係を定め,有限要素法を磁気浮上系に適用させて状態方程式の展開を行い,線形制御系で表した。そして,解析誤差率が系を不安定にしない為の条件を,制御周期と要素分割数の関係から定める事で,FEMを用いたセンサレス浮上系を設計する。以上の検討を基にセンサレス制御実験を行った結果,電磁石間の相互干渉を考慮した制御が行え,センサレス支持制御を実現することができた。