文献

J-GLOBAL ID：200902204409259517   整理番号：09A0916085

アンモニア酸化古細菌の生態的地位を定める環境因子

Environmental factors shaping the ecological niches of ammonia-oxidizing archaea

著者 (5件)： ERGUDER Tuba H. (Gent Univ., Gent, BEL) ,  BOON Nico (Gent Univ., Gent, BEL) ,  WITTEBOLLE Lieven (Gent Univ., Gent, BEL) ,  MARZORATI Massimo (Gent Univ., Gent, BEL) ,  VERSTRAETE Willy (Gent Univ., Gent, BEL)
資料名： FEMS Microbiology Reviews  (FEMS Microbiology Reviews)
巻： 33  号： 5  ページ： 855-869  発行年： 2009年09月 
JST資料番号： W0860A  ISSN： 0168-6445  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最新の情報を考慮して,アンモニア酸化古細菌(AOA)の存在及び/または優勢に関連した環境条件を要約し,AOAの考えられる場所関連特性及び可能性のある生態的地位を詳細に論じた。AOAの出現に関する場所に関連した増殖条件としての有機炭素,温度,塩分,溶存酸素及び硫化物レベル,pH,リン酸塩,独立栄養アンモニア酸化に対する硫化物の影響,並びに自然及び加工処理両システムでのAOAの可能な生態的地位を詳述した。海洋水族館水槽から初めて分離したアンモニア酸化可能古細菌は推定アンモニアモノオキシゲナーゼサブユニットA遺伝子amoAを有しており,環境条件の適した場所では優勢的に生息していた。要約したデータに基づいてAOAの生息可能な場所を推論したが,AOAは低栄養素,低pH及び硫化物含有環境での窒素サイクルにて重要な細菌であると推定されることを示した。しかし,検討した環境の大部分でのAOAがアンモニア酸化細菌と比べて優勢である理由,及びAOAの出現及び存在に有効なパラメータが何であるか,についてはまだ不明である。

シソーラス用語： *古細菌 ,  生息場所 ,  因子 ,  細胞増殖 ,  有機炭素 ,  温度 ,  培養条件 ,  塩分 ,  溶存酸素 ,  硫化物 ,  水素イオン濃度 ,  リン酸塩 ,  硝酸化成菌 ,  独立栄養 ,  モノオキシゲナーゼ ,  遺伝子 ,  パラメータ ,  サブユニット ,  酸化 ,  窒素循環
準シソーラス用語： amoA遺伝子 ,  アンモニアモノオキシゲナーゼ ,  アンモニアモノオキシゲナーゼサブユニットA ,  アンモニアモノオキシゲナーゼ遺伝子 ,  *アンモニア酸化古細菌 ,  アンモニア酸化細菌 ,  アンモニウム酸化 ,  サブユニットA ,  *環境因子 ,  生息地 ,  *生態的地位 ,  窒素サイクル ,  培養温度

分類 (1件)： 微生物の生態  (EG03040J)

物質索引 (1件)： アンモニウム

タイトルに関連する用語 (3件)： アンモニア酸化古細菌 ,  生態的地位 ,  環境因子