文献

J-GLOBAL ID：200902204504978148   整理番号：08A0894525

将来の高速大容量通信のキーとなる無線技術

Key Wireless Technologies for Future High-speed and Large-capacity Communications

著者 (3件)： OHYA Tomoyuki (NTT DOCOMO) ,  CHO Keizo (NTT DOCOMO) ,  NARAHASHI Shoichi (NTT DOCOMO)
資料名： NTT DoCoMo Technical Journal  (NTT DoCoMo Technical Journal)
巻： 10  号： 2  ページ： 23-30  発行年： 2008年09月 
JST資料番号： L4947A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 移動体通信技術の開発により,伝送速度は1年間で倍増している。本論文では,離れた基地局間の協調伝送をベースとした多重入力多重出力(MIMO)の強化について述べ,アンテナ技術およびPAについても触れる。将来システムでは,より高い周波数の使用による伝搬損失の増大とより広い帯域のため,リンクバジェットの増大が必要となる。セルあるいはセクタの端部における干渉を避けるために,過去,PDCでは異なる周波数の採用,3GのW-CDMAシステムでは異なる拡散コードの採用,など様々な技術が導入されたが,基地局間の無線リソース直交化にMIMOを使うことが試みられている。マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)は,ダイバーシティ効果によりシングルユーザーMIMOより平均容量の改善が期待できるが,送信チャンネル情報(CSI)必要とするのでモバイル端末において多数のアンテナを組織化することは困難であった。基地局間協調MU-MIMOは基地局間で光ファイバにより大量の情報交換を可能としたものであり,空間多重特性を向上することができる。基地局用および移動端末用のアンテナ,マルチバンド端末用PAおよび基地局用リニアPAについても触れる。

シソーラス用語： *移動通信 ,  *通信方式 ,  多元接続通信 ,  伝送速度 ,  協調制御 ,  信号伝送 ,  容量 ,  アンテナ ,  ダイバーシチ通信 ,  基地局 ,  広帯域CDMA ,  電力増幅器 ,  *技術開発 ,  *無線伝送
準シソーラス用語： *MIMO ,  協調伝送 ,  大容量 ,  W-CDMA

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (37件)：

• ITU-R Recommendation M.1645:“Framework and overall objectives of the future development of IMT-2000 and systems beyond IMT-2000,” 2003.
• K. Kitao and S. Ichitsubo:“An urban propagation loss estimation formula for 4th generation mobile communication systems,” 485th URSI-F Japanese Committee materials, Jun.2004.
• T. Nakamura et. al:“Super 3G Technology Trends/Part 1: Super 3G Overview and Standardization Actives,” NTT DoCoMo Technical Journal, Vol.8, No.2, pp. 52-56, Sep. 2006.
• S. Abeta et. al:“Super 3G Technology Trends/Part 2: Research on Super 3G Technology,” NTT DoCoMo Technical Journal, Vol.8, No.3, pp. 55-62, Dec.2006.
• 3GPP, RAN1, R1-073674:“Overload Indicator handling for LTE”

タイトルに関連する用語 (3件)： 大容量 ,  キー ,  無線