抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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官営八幡製鐵所の職工有志が集団移住した分譲住宅地・洞岡村に関する研究の一環である本報では,前報までに判明した増改築後の住居2件について,その要因,施工時期および状況などについてヒアリングを行い,その時点における住宅の実測結果と建設時平面図を比較した。その結果,1)両家共に増築要因は子の進学,結婚による同居など人生の節目であり,住空間の過密が極限に達した結果である,2)両家の増築はほぼ同時期である,3)工事内容は現行建築基準法に抵触し,二戸一棟形式の隣家に迷惑を掛けない様に増築位置が限られた,4)経済的に工事ができる環境が整っていた,5)過密居住を回避する選択肢として転居でなく増築を選択した理由として,住宅地内の人間関係の良さが挙げられること,などが判った。この結果に基づき,今後の住環境整備に対する方向性を提案した。