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J-GLOBAL ID：200902204791220978   整理番号：09A1214144

繊維強化プラスチックの破壊モード特性に関するマイクロメカニクス

Micromechanics of Failure Mode in Fiber Reinforced Plastics

著者 (4件)： 岡部朋永 (東北大 大学院工学研究科) ,  茂谷尊 (東北大 大学院工学研究科) ,  西川雅章 (東北大 大学院工学研究科) ,  橋本雅弘 (東レ 複合材料研)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 35  号： 6  ページ： 256-265  発行年： 2009年11月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マルチスケールモデルを利用して,繊維強化プラスチック(FRP)の繊維長,マトリックスの物性および繊維体積含有率を段階的に変化させる事によって,連続ガラス繊維と不連続ガラス繊維プラスチックの強度・破壊特性の違いを検討した。繊維強化プラスチックの強度特性を議論するための微視損傷に着目した数値シミュレーションに用いる周期セルモデル,熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)及び熱可塑性樹脂(ポリプロピレン)モデル,繊維破断のモデルの作製と有限要素解析の定式化を行った。その結果,熱硬化性樹脂の連続繊維FRPの繊維長が十分長い場合破壊モードは繊維破断でその強度は繊維長によらず一定であったが,繊維長が200μm以下になると強度は低下した。また,降伏応力の小さい熱可塑性樹脂のFRPの破壊モード遷移の繊維長は長くなった。

シソーラス用語： *モデリング ,  *繊維強化プラスチック ,  エポキシ樹脂 ,  ポリプロピレン ,  *ガラス繊維 ,  *繊維長 ,  マトリックス【母体】 ,  破壊モード ,  *破壊強さ ,  計算機シミュレーション ,  熱硬化性プラスチック ,  熱可塑性プラスチック ,  有限要素法
準シソーラス用語： *マルチスケールモデリング

分類 (1件)： ゴム・プラスチック材料  (HC04030W)

引用文献 (11件)：

• J.L. Thomason, M.A. Vlug, G. Schipper & H.G.L.T. Krikort: <i>Composites A</i>, 27 (1996), 1075-1084.
• F.M. Zhao & N. Takeda: <i>Composites A</i>, 31 (2000), 1203-1214.
• T. Okabe, N. Takeda, Y. Kamoshida, M. Shimizu & W.A. Curtin: <i>Compos. Sci. Technol.</i>, 61 (2001), 1773-1787.
• 西川雅章:東京大学博士論文(2008).
• T. Okabe, M. Nishikawa & N. Takeda: <i>I. J. Damage Mech</i>. (in press, available online).

タイトルに関連する用語 (3件)： 繊維強化プラスチック ,  破壊モード ,  マイクロメカニクス