文献

J-GLOBAL ID：200902204959417411   整理番号：09A0204467

回転円筒電極(RCE)反応装置を用いた,プラスチックのクロムめっき産業で発生する廃液中の銅除去

COPPER REMOVAL FROM AN EFFLUENT GENERATED BY A PLASTICS CHROMIUM-PLATING INDUSTRY USING A ROTATING CYLINDER ELECTRODE (RCE) REACTOR

著者 (3件)： RIVERA F. F. (Universidad Autonoma Metropolitana-Iztapalapa, Mexico, MEX) ,  GONZALEZ I. (Universidad Autonoma Metropolitana-Iztapalapa, Mexico, MEX) ,  NAVA J. L. (Universidad Autonoma Metropolitana-Iztapalapa, Mexico, MEX)
資料名： Environmental Technology (Letters)  (Environmental Technology (Letters))
巻： 29  号： 8  ページ： 817-825  発行年： 2008年08月 
JST資料番号： C0125B  ISSN： 0959-3330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プラスチックのクロムめっき産業では,プラスチック被膜製品の洗浄に於いて,重金属を含む水性廃液が多量に発生する。本研究では,この廃液に含まれているCu(II)を対象に,回転円筒電極(RCE)反応装置を使用して,実験室的な除去を試みた。RCE反応装置は,電解銅製造プロセスの原理を用い,溶液中のCu(II)を金属粉へ転換するように設計した。試験の結果,RCEに於ける金属粉の生成は,レイノルズ数(Re)が52925~83183,および,限界電流密度(J_L)が17~25mA cm^-2の範囲で達成された。初期濃度922ppmのCu(II)は,Re=83183およびJ= 25mA cm^-2での10分間の電解で43ppmに減少し,その空時収率は88mg Cu(II)L^-1min^-1,電流効率は95%,およびエネルギー消費量は5.3KWh m^-3であった。また,洗浄廃水は,RCEでの電気化学的処理により,洗浄工程に於いて再利用できるので,この液体の余分な消費と廃棄が避けられる。

シソーラス用語： 環境汚染 ,  *水質汚濁 ,  *重金属汚染 ,  *産業廃水 ,  クロムめっき ,  銅 ,  廃水処理 ,  除去 ,  回転円筒 ,  電極 ,  Reynolds数 ,  電流密度 ,  金属粉末 ,  リサイクル

分類 (5件)： 環境汚染一般  (SB01000C) ,  水質汚濁一般  (SB02010U) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  産業廃棄物処理  (SC05040Z) ,  めっき一般  (WC08021T)

タイトルに関連する用語 (7件)： 円筒電極 ,  反応装置 ,  プラスチック ,  クロムめっき ,  産業 ,  廃液 ,  銅除去