文献

J-GLOBAL ID：200902205145640850   整理番号：09A0813935

アカゲザルにおいてカロリー制限は病気発症および死亡を遅延させる

Caloric Restriction Delays Disease Onset and Mortality in Rhesus Monkeys

著者 (15件)： COLMAN Ricki J. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  ANDERSON Rozalyn M. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  JOHNSON Sterling C. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  JOHNSON Sterling C. (William S. Middleton Memorial Veterans Hospital, WI, USA) ,  KASTMAN Erik K. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  KASTMAN Erik K. (William S. Middleton Memorial Veterans Hospital, WI, USA) ,  KOSMATKA Kristopher J. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  KOSMATKA Kristopher J. (William S. Middleton Memorial Veterans Hospital, WI, USA) ,  BEASLEY T.Mark (Univ. Alabama at Birmingham, AL, USA) ,  ALLISON David B. (Univ. Alabama at Birmingham, AL, USA) ,  CRUZEN Christina (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  SIMMONS Heather A. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  KEMNITZ Joseph W. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  WEINDRUCH Richard (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  WEINDRUCH Richard (William S. Middleton Memorial Veterans Hospital, WI, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 325  号： 5937  ページ： 201-204  発行年： 2009年07月10日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 栄養不良を招かない程度のカロリー制限(CR)が老化を遅らせ,寿命を延ばすことは様々の種においてよく知られている。しかし,霊長類における病気や死に対する抵抗性に及ぼすCRの効果は明確には分かっていない。本研究では,霊長類における効果を明らかにする目的で,成アカゲザルの20年間に亘るCR研究の知見を述べる。ウィスコンシン国立霊長類研究センター由来のアカゲザル集団において,中程度のCRは老化関連死亡率を低下させた。20年後において対照サルの生存率が50%であったのに対して,CRサルの生存率は80%であった。また,CRは加齢-関連性病態発生を遅延させた。更に,CRは特異的に糖尿病,がん,冠動脈疾患,および脳萎縮の発病率を減少させた。以上の結果から,CRは霊長類において老化を遅延させると共に,老化に起因する死亡も遅延させることが立証された。

シソーラス用語： アカゲザル ,  *栄養管理 ,  *食事療法 ,  *老化 ,  霊長類 ,  死亡率 ,  生存率 ,  糖尿病 ,  腫瘍 ,  冠動脈疾患 ,  萎縮症 ,  脳疾患 ,  罹患率
準シソーラス用語： *カロリー制限 ,  脳萎縮症 ,  発病率

分類 (1件)： 老化と死  (EJ16040S)

タイトルに関連する用語 (6件)： アカゲザル ,  カロリー制限 ,  病気 ,  発症 ,  死亡 ,  遅延