抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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沈船内の残存油が流出する危険性があるため,その危険性を評価する目的で,著者らは各沈船の危険度をランク付けしGeographic Information System上に表示する沈船ハザードマップの作成に取り組んでいる。危険度評価のために,沈没および座礁後の腐食衰耗から残存油が漏出するまでの経過を検討した。腐食に影響する環境条件は水深,海水温,流速,塩分濃度,溶存酸素などがあげられる。本研究は,座礁船体の上甲板,船側外板および船底外板から採取した切り出し切片の腐食衰耗材について,腐食形態,板厚衰耗,腐食ピットなどを調査した。その結果,(1)座礁船の腐食形態には船体部位による相違があった。(2)上甲板や船側外板では,塗装が残っている面では,腐食衰耗がほとんど見られなかった。船側外板の内側には,深さ3.3mmの腐食ピットが見られた,などと述べた。