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J-GLOBAL ID：200902205285432092   整理番号：09A0368358

森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(III)-小型哺乳類-

著者 (2件)： 南野一博 (北海道林試 道南支場) ,  明石信廣 (北海道林試)
資料名： 北海道林業試験場研究報告  (Bulletin of the Hokkaido Forestry Research Institute)
号： 46  ページ： 145-151  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： G0111A  ISSN： 0910-3945  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道立林業試験場光珠内実験林の林相の異なる10林分において小型哺乳類の生息調査を行った。調査は6月,8月及び10月の計3回,1回の調査は3日間連続で行った。各調査地において10m間隔で5行5列の格子状にわな位置を定め,1ケ所につき2個,合計50個のパンチュートラップを配置した。調査の結果,のべわな数4500トラップナイトに対しネズミ科4種,トガリネズミ科2種の合計354頭が捕獲された。全ての林分でヒメネズミが優占しており,全捕獲数の66.1%を占めていた。また,環境省のレッドリストで準絶滅危惧種(NT),北海道レッドリストでは希少種(R)に指定されているムクゲネズミが6林分で捕獲された。林相間で種構成に明瞭な違いはみられなかったが,常緑針葉樹林におけるネズミ科の生息密度は,落葉広葉樹林や落葉針葉樹林と比較して有意に低く,下層植生の乏しい林分ではネズミ科の生息数が少なくなることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 生物 ,  因子 ,  広葉樹 ,  植生 ,  優占種 ,  多様性 ,  個体群 ,  生物分類 ,  *哺乳類 ,  *林分 ,  ネズミ類 ,  トガリネズミ科 ,  一覧表 ,  広葉樹林 ,  *生息密度 ,  針葉樹 ,  樹木 ,  研究所 ,  北海道 ,  トラップ【生物】 ,  生息分布 ,  森林 ,  外来種
準シソーラス用語： Apodemus argenteus ,  Myodes rex ,  Rodentia ,  Soricidae ,  トラップナイト ,  ネズミ科 ,  パンチュートラップ ,  ヒメネズミ ,  ムクゲネズミ ,  レッドリスト ,  わな ,  下層植生 ,  希少種 ,  光珠内 ,  実験林 ,  種 ,  種構成 ,  樹種 ,  準絶滅危惧種 ,  常緑針葉樹林 ,  森林床 ,  生息調査 ,  多面的機能 ,  多様度 ,  被度 ,  北海道立林業試験場 ,  要因 ,  落葉広葉樹林 ,  落葉樹 ,  落葉針葉樹林 ,  林床 ,  林相

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 森林 ,  土壌 ,  林相 ,  小型哺乳類