抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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映像コンテンツ配信を行うIP放送サービスが開始されているが,その視聴料金に関する議論は少ない。VOD形IP放送サービスでは,配信サーバの容量によって同時送出可能ストリーム数が決まり,それを超える視聴要求は呼損となる。サービスに加入するユーザが増加すれば,事業者の収入も増加していくが,呼損が多く発生するためユーザ効用は減少する。したがって,事業者はユーザの効用を確保するために,配信サーバの設備拡張を行う必要がある。しかし,過剰な投資は事業者にとって負担となる。事業者は,サーバコストを最小限にして収益を確保し,ユーザの効用も確保するような視聴料金設定をする必要がある。本稿では,さまざまなサーバ容量における視聴料金とユーザ便益及び事業者収益の関係を求めている。また,ゲーム理論を用いてナッシュ交渉解を求めることにより,ユーザ便益と事業者収益が妥結できる同時送出可能ストリーム数と視聴料金を明らかにしている。(著者抄録)