抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日独の林業地域における住民の地域像を比較した。ドイツ・フォルバッハと奈良県川上村における森林の「意味の地域性」を住民の景観認識から構造化するため,半構造化インタビューを行なった。地域の景観変化は,川上において伝統や歴史が,フォルバッハは文化的景観が地域のアイデンティティにおいて重要な役割を担っている。地域発展における森林の役割への期待では,川上は観光や都市との交流と共に林業の文脈から,フォルバッハでは観光や生活環境としての文化的景観の維持という文脈から,位置付けられていた。独立したムラ社会として存在する山村と都市とのネットワークの中で存在する山村といった両国の都市と農村の関係性が地域の評価に現れた。