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J-GLOBAL ID：200902205610798201   整理番号：09A0770147

摩擦撹拌処理によって微視組織的に改質した鋳造マグネシウム合金AZ91の疲労挙動

Fatigue behaviour of cast magnesium alloy AZ91 microstructurally modified by friction stir processing

著者 (5件)： UEMATSU Y. (Gifu Univ., Gifu, JPN) ,  TOKAJI K. (Gifu Univ., Gifu, JPN) ,  FUJIWARA K. (Honda Motor Co., Ltd, Tokyo, JPN) ,  TOZAKI Y. (Gifu Prefectural Res. Inst. Machinery and Material, Seki, JPN) ,  SHIBATA H. (Gifu Prefectural Res. Inst. Machinery and Material, Seki, JPN)
資料名： Fatigue & Fracture of Engineering Materials & Structures  (Fatigue & Fracture of Engineering Materials & Structures)
巻： 32  号： 7  ページ： 541-551  発行年： 2009年07月 
JST資料番号： H0708A  ISSN： 8756-758X  CODEN： FFESEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鋳造マグネシウム合金AZ91-Fに摩擦撹拌処理(FSP)を施して鋳造微視組織を改善し,微視組織,亀裂発生・成長挙動および破面解析に基づいた疲労挙動に及ぼすFSPの効果を調べた。鋳造まま材およびT-5時効材も加えて全逆軸疲労試験を行って比較した。その結果,鋳造ままの粗大な組織の分解,マトリックス(α-Mg相)の粒微細化,析出物の微細分散,硬さの増加および集合組織の発達のような微視組織の変化が生じること,時効に関係なくFSP処理材の機械的性質は著しく増加すること,FSPの前の時効処理の効果はないが10⁷サイクルでの疲労強度・疲労限は著しく改善すること,疲労亀裂は鋳造まま材および時効材では金属間化合物の割れによって発生するがFSP材は周期的すべり変形のため亀裂発生抵抗が著しく改善されること,鋳造まま・時効処理材の亀裂成長路は粗大粒のため屈折しているがFSP材ではまっすぐでありFSPによって生成した集合組織の影響は認められないこと,FSP材の亀裂成長速度は著しく遅くなり小さな亀裂成長抵抗がFSPによって大いに改善されることが判明した。

シソーラス用語： *結晶粒微細化 ,  *マグネシウム合金 ,  鋳物 ,  *疲れ強さ ,  鋳放し ,  時効処理 ,  析出物 ,  亀裂発生 ,  *金属間化合物 ,  集合組織 ,  粒界破壊 ,  粒界滑り ,  粒界割れ ,  鋳造組織 ,  疲れ亀裂成長 ,  疲れ亀裂成長速度 ,  疲れ試験 ,  疲れ寿命 ,  *機械的性質 ,  金属組織 ,  押込硬さ ,  塑性変形 ,  *摩擦撹拌処理 ,  *AZ91 ,  *改変 ,  *強度 ,  *性質 ,  組織
準シソーラス用語： 疲れ亀裂 ,  微細分散

分類 (4件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O) ,  材料試験  (HB02020U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 摩擦撹拌処理 ,  組織 ,  改質 ,  鋳造 ,  マグネシウム合金 ,  AZ91 ,  疲労挙動