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J-GLOBAL ID：200902205871242421   整理番号：09A0231049

他発休眠期の発育速度による‘カワヅザクラ’(Prunus lannesiana Wils.‘Kawazu-zakura’)の開花日予測モデル

Forecasting Blooming Date Based on Developmental rate of the Ecodormancy Stage in ‘Kawazu-zakura’ (Prunus lannesiana Wils. ‘Kawazu-zakura’) Cherry Trees

著者 (4件)： 村上覚 (静岡県農林技研 伊豆農業研究セ) ,  石井ちか子 (静岡県農林技研 伊豆農業研究セ) ,  稲葉善太郎 (静岡県農林技研 伊豆農業研究セ) ,  中村新市 (静岡県農林技研 伊豆農業研究セ)
資料名： 植物環境工学  (Journal of Science and High Technology in Agriculture)
巻： 21  号： 1  ページ： 24-28  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： L1430A  ISSN： 1880-2028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カワヅザクラの切り枝5本をそれぞれ0,5,10,15,25°Cの恒温暗黒下に置いて,他発休眠期における発育速度を調べた。この発育速度を基に,8つに分類した各花芽の発育段階から開花までと落弁までに要する発育指数を算出し,これから開花予測モデルを作成した。1)鱗片が割れて緑色が見え始める。2)緑色部分が半分以上になる。3)頭部が割れ始める。4)頭部が完全に割れる。5)萼から花弁が見え始める。6)萼筒が現れる。7)開花。8)落弁。このモデルは,花芽の観察日と長期予報に基づく平年気温との差を入力して,開花日と落弁日を予測できた。気温の実測値から算出した推定開花日と実際の開花日との差は,鱗片葉が割れて緑色が見え始める状態から予測した場合で約4日だった。花芽の発育段階が進んだ状態から予測するほど,誤差は小さくなった。

シソーラス用語： *サクラ属 ,  休眠 ,  花芽 ,  成長速度 ,  *開花 ,  *予測モデル ,  *モデル
準シソーラス用語： Prunus lannesiana ,  *カワヅザクラ ,  発育速度

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (15件)：

• 水戸喜平. 南伊豆地域における自生植物の利活用. 農業及び園芸. 2002, 77, 4, 468-474
• 村田治重. 南伊豆の早咲きサクラ. 静岡県農業試験場研究報告. 1997, 42, 67-75
• 村上覚. 南伊豆地域の 'カワヅザクラ' (Prunus lannesiana Wils. 'Kawazu-zakura') の開花期. 園芸学研究. 2006, 5, 3, 331-336
• 村上覚. 'カワヅザクラ' (Prunus lannesiana Wils. 'Kawazu-zakura') の花芽形成と発達. 植物環境工学. 2007, 19, 1, 27-33
• 村上覚. 'カワヅザクラ' (Prunus lannesiana Wils. 'Kawazu-zakura') における自発休眠覚醒期. 植物環境工学. 2007, 19, 3, 132-136

タイトルに関連する用語 (4件)： 発育速度 ,  Prunus ,  開花日 ,  予測モデル