抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
標記OCTは1990年代初期に出現して医学的組織検査殊に眼科検診に普及したが医学以外への利用は進んでいない。しかし非破壊検査への適用が有望で2007年にオーストリアLinz市のUAR研究所が発光ダイオードの検査に適用して工業分野への応用の可能性が開けた。英国MDL社で工業目的の開発が進んでいる。光に透明で強い屈折率を持つ材料の検査に適する。しかしその実用化には適切な光波長を選ぶことと生産の速度に適合した画像処理速度が必要である。検査対象には深さ1~3mmの範囲で5~20μmの構造がよく画像化でき,Siとプラスチック用には1.3μmの赤外線が適する。工業生産やプロセス制御を意図した処理速度向上には高速度同調型のレーザ,高速度の線走査型カメラ,光源出力の向上が必要になる。物体表面の散乱による画像の乱れの克服,流れ生産と品質検査に適合した処理速度,市販できる機器の開発が今後の課題である。