抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2004年から2006年に愛知県内での帰化アサガオ類の発生状況を調査した。1。県内の平坦部を中心に県下各地で発生がみられ,特に西三河地域で多くなっていた。2。発生していた帰化アサガオの種類はアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea(L.)Jacq.),マルバアメリカアサガオ(Ipomoea.hederacea(L.)Jacq.var.integriuscula A.Gray),ホシアサガオ(Ipomoea triloba L),マメアサガオ(Ipomoea Lacunosa L.),マルバルコウ(Ipomoea coccinea L.)であった。3。西三河地域のダイズ作では,ほ場内の全体での発生が見られ,発生ほ場率も50%を超える激発地区があった。このような激発地区は転作が複数年間固定して行われる方式でみられる傾向があった。4。帰化アサガオ類の発生による被害は,蔓がコンバインに巻き付くなどの作業能率の低下,減収や汚粒の発生などであった。5。2004年と2006年の帰化アサガオ類の発生を比較したところ,発生ほ場率はダイズ作付けにより拡大した。さらに,発生場所も畦畔際からほ場内の畦畔際へ,ほ場内の一部からほ場内全体へ拡散する傾向があった。6。帰化アサガオ類は,水稲作ほ場においても発生が認められ,一部の農家は,種子が調製後の玄米に混入することを問題視していた。(著者抄録)