抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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動的に液滴を形成可能な流路が同軸構造を持つフロー型液滴セルを作製し,作製したセルの電気化学特性を調べた。本研究で用いた同軸型液滴セルは内側のキャピラリを通り,先端に送られ,外側の管を通って排出されてキャピラリ先端に液滴が形成される仕組みになっている。CuSO
4/H
2SO
4溶液を用いて液滴を形成し,キャピラリ先端と試料電極間距離を制御し,カソード分極することで薄いめっき層を形成し,距離による電流分布を調べた。その結果,次のことを明らかにした。1)キャピラリ先端と試料電極間の距離を変えてCuを析出させたところ,析出部の形状はほぼ円形であり,そのサイズは距離に依存せず約300μmであった,2)長時間析出させると距離が長い場合はほぼ円柱状に析出部が成長するが,距離が短いと中心部が優先的に析出した,3)距離が長くなると液の接している部分に電流が均一分布するが,距離が短くなると電流は中心部に集中する。