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J-GLOBAL ID：200902206414593525   整理番号：08A1235106

プッシュ・プル法による害虫管理-アフリカにおける事例とその検証-

著者 (2件)： 足達太郎 (東京農大 国際食料情報) ,  小路晋作 (金沢大 地域連携推進セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 62  号： 12  ページ： 631-635  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プッシュ・プル法とは「おとり作物と忌避作物の利用」のように,昆虫の行動を制御する「刺激因子」と「抑制因子」を組み合わせて害虫を管理する方法を言う。本法は近年,ケニアの穀倉地帯のトウモロコシ栽培で関心を集めている。そこではズイムシ類に対するおとり作物のネピアグラスを畑のまわりに植え,忌避作物のデスモディウムを間作して効果を上げている。本法の化学生態学的メカニズム,天敵に対する誘引活性,さらに課題と展望として,混作の害虫抑制効果,圃場での生物相互作用,確率論モデルを論ずる。

シソーラス用語： 忌避作用 ,  昆虫類 ,  *制御 ,  *動物行動 ,  刺激 ,  抑制 ,  ネピアグラス ,  ケニア共和国 ,  トウモロコシ ,  誘引作用 ,  天敵 ,  混作 ,  生物相互作用 ,  確率モデル ,  *害虫防除 ,  *農作物 ,  揮発分 ,  マメ科 ,  間作 ,  植生 ,  栽培的防除 ,  害虫
準シソーラス用語： Desmodium ,  *おとり作物 ,  *プッシュ・プル法 ,  *忌避作物 ,  揮発成分 ,  *行動制御 ,  植生管理

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  栽培的防除  (FC05020Q)

引用文献 (22件)：

• ANDOW, D. A.(1991): Ann. Rev. Entomol.36: 561~586.
• ARIMURA, G. et al.(2000): Nature 406: 512~515.
• BANKS, J. E. and B. EKBOM (1999): Agric. Forest Entomol.1: 165~170.
• CHAMBERLAIN, K. et al.(2006): J. Chem. Ecol.32: 565~577.
• COOK, S. M. et al.(2007): Ann. Rev. Entomol.52: 375~400.

タイトルに関連する用語 (5件)： プッシュ ,  プル法 ,  害虫 ,  アフリカ ,  検証