抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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林業経営や森林管理には森林気象害のリスクを経営や管理に反映する努力が必要であり,森林生態系の理解には攪乱要素として森林気象害の発生状況の把握が必要である。その基礎資料として,森林気象害の発生状況を全国規模で網羅的に知ること,および長期にわたって時系列的に把握することを目的に,民有林を対象とした森林被害報告および国有林を対象とした国有林野立木被害報告を統合的にまとめた。対象とした気象害は風水害,雪害,林野火災であり,気象害ごとに被害面積,被害材積,被害額,損害額の4項目について年度単位,都道府県単位にまとめた。森林被害報告と国有林野立木被害報告は集計目的が異なることもあって,データ項目や集計方法,ならびにとりまとめ期間が異なる。そこで,集計期間や欠損データをデータ相互の関係から補正あるいは推定することによって,全国規模の被害状況を推定した。1954年度(昭和29年度)から2003年度(平成15年度)の森林気象害の発生状況をまとめた。(著者抄録)