文献

J-GLOBAL ID：200902206921770285   整理番号：08A1193730

アミノ酸によるオゾン生成は細菌致死に寄与する

Ozone production by amino acids contributes to killing of bacteria

著者 (9件)： YAMASHITA Kouhei (Kyoto Univ. Hospital, Kyoto, JPN) ,  MIYOSHI Takashi (Kyoto Univ. Hospital, Kyoto, JPN) ,  ARAI Toshiyuki (Kyoto Univ. Hospital, Kyoto, JPN) ,  ENDO Nobuyuki (Wakasa Wan Energy Res. Center, Fukui, JPN) ,  ITOH Hiroshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAKINO Keisuke (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MIZUGISHI Kiyomi (Kanazawa Univ. Graduate School of Medical Sci., Ishikawa, JPN) ,  UCHIYAMA Takashi (Kyoto Univ. Hospital, Kyoto, JPN) ,  SASADA Masataka (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 44  ページ： 16912-16917  発行年： 2008年11月04日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 好中球は食細胞の一つで,細胞内コンパートメントへ細菌を取り込み,破壊する。好中球の食作用による活性酸素種(ROS)生成は侵入微生物病原菌の侵入に対する内生宿主防御に必須である。今回,慢性異型肉芽腫疾患の好中球を用いて,ヒト好中球生成オゾンの生物学的重要性を検討し,4つのアミノ酸がそれ自身,抗体に匹敵するレベルで水-酸化系において一重項酸素からオゾン化学的特性の酸化体生成を触媒し得ることを見出した。抗体のF(ab′)2断片,アルブミンと化学走性ペプチドFMLPは,抗体(IgG)と同様にオゾン化学的特性の酸化体を生成した。生じた酸化体はセルフリー系とヒト好中球で細菌致死活性を示した。好中球によるオゾン化学的特性の酸化体は,宿主が高用量の感染物質に暴露されたとき,宿主防御系を促進することを示唆した。本知見は好中球による細菌致死に生物学的視点を提供すると結論した。

シソーラス用語： アミノ酸 ,  *オゾン ,  *好中球 ,  抗体 ,  酸化 ,  一重項酸素 ,  走化性 ,  宿主 ,  免疫グロブリンフラグメント ,  ヒト ,  生理活性ペプチド ,  過酸化水素 ,  遺伝病 ,  白血球障害 ,  免疫不全症候群 ,  活性酸素 ,  *生体防御 ,  殺菌作用 ,  無細胞系 ,  化学ルミネセンス ,  トリペプチド
準シソーラス用語： Fab断片 ,  慢性肉芽腫病

分類 (2件)： 白血球,リンパ球  (EJ03030H) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

物質索引 (1件)： FMLP

タイトルに関連する用語 (3件)： アミノ酸 ,  オゾン生成 ,  細菌