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J-GLOBAL ID：200902207101766026   整理番号：09A0915774

カリウムおよびウワバインの結合したナトリウム-カリウムポンプ(Na⁺,K⁺-ATPアーゼ)の結晶構造

Crystal structure of the sodium-potassium pump (Na⁺, K⁺-ATPase) with bound potassium and ouabain

著者 (4件)： OGAWA Haruo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SHINODA Takehiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  CORNELIUS Flemming (Univ. Aarhus, Aarhus, DNK) ,  TOYOSHIMA Chikashi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 33  ページ： 13742-13747  発行年： 2009年08月18日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 心臓作用性グリコシドであるウワバインと結合した表記ナトリウム-カリウムポンプ(Na⁺,K⁺-ATPアーゼ)の結晶構造を,解像度2.8Åで解析した。ウワバインは,膜貫通ドメイン内に深く挿入されており,ラクトン環が結合したカリウムイオンに非常に近接した位置に存在していた。この点は,これまで出されてきたモデルと大きく異なる。ウアバインとカリウムイオンは互いに拮抗するもの同士であるため,この構造は,低親和性のウワバイン結合状態と考えられた。しかし高親和性状態で得られた多くの変異データが今回の結晶構造によって説明しうることから,ウワバインの結合部位は本質的にいずれの場合も同一であると考えられた。高親和性状態についてのホモロジーモデルによれば,高親和性をもたらすのは結合空洞の閉鎖にある。

シソーラス用語： 強心配糖体 ,  *Na,K-ATPアーゼ ,  結晶構造解析 ,  立体配座 ,  親和性 ,  分子モデル ,  カリウム ,  結合部位 ,  *結晶構造 ,  膜貫通タンパク質 ,  ステロイド ,  ラクトン ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  脂環式アルコール ,  ポリオール ,  ラムノシド
準シソーラス用語： ホモロジーモデル ,  膜貫通ドメイン

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

物質索引 (1件)： ウワバイン

タイトルに関連する用語 (6件)： カリウム ,  ウワバイン ,  ナトリウム ,  カリウムポンプ ,  K+-ATPアーゼ ,  結晶構造