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J-GLOBAL ID:200902207113838561   整理番号:08A1050118

中央日本の急傾斜森林山腹斜面における地表面流発生特性

Characteristics of overland flow generation on steep forested hillslopes of central Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 361  号: 3-4  ページ: 275-290  発行年: 2008年11月15日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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三重県の4.9ha流域内の4山腹斜面の大区画(8×25m)において地表面流発生を観測した。3ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)処理(3種類の下層条件を含む)および1落葉樹林処理を研究した。落葉樹山腹斜面を含む全区画について,著者らは,小豪雨事象(総降水量で<10mm)に関して均等に地表面流を観測した。疎らな下層をもつ密なヒノキ区画における平均流出係数が最も高く(13.0%),シダ地被をもつ密なヒノキがそれに次ぎ(6.7%),管理されたヒノキと落葉樹林の係数は,それぞれ3.6%と1.2%であった。流出係数は,乾燥条件が先行した豪雨時により高くなる傾向があった。高い土壌撥水性は,ヒノキ林内のリターと鉱物土層間で最初に起こり,ある程度は地表面流発生の原因になっている可能性がある。総降水量>180mmの豪雨時では,密なシダ下層をもつヒノキ区画からの流出が復帰流に関連する遅れたより高いピークを示した。また,流域流出に対する山腹斜面規模の流れの寄与の優位性は,地表面流と復帰流の優位性の変化によって影響された。下層植生カバーとリター層の可用性は,土壌撥水性と土壌水分によって成立する地表面流の量を変化させた。山腹斜面規模での観測は,森林源流部における流出機構と経路の概念化に不可欠である。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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