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J-GLOBAL ID：200902207162877963   整理番号：09A0961013

コンピュータ将棋の新しい波 4 合議アルゴリズム「文殊」単純多数決で勝率を上げる新技術

著者 (1件)： 伊藤毅志 (電通大)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 50  号： 9  ページ： 887-894  発行年： 2009年09月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合議システムは,複数のシステムに同じ局面を与え,別々に独立に思考させて得られた候補手を受け取り多数決させて,最も多い意見を次の一手として採用する。合議アルゴリズム「文殊」の誕生までの歩みと,技術的な工夫および実験結果について紹介した。「文殊」の基本構造はシンプルで,8コアのXeonマシン3台を,4コアずつに分割し,6個のBonanzaを各4コアに配置した。技術的には,以下1)-3)の工夫を盛り込んだ。1)Bonanza毎に評価関数の異なるパフォーマンス:同じ局面では同じ評価値,2)個体数と合議の全体効果:最適数6個,3)探索時間延長と予測読み。また,なぜ合議すると強くなるのかについて,一定の理論的説明を行った。

シソーラス用語： *二人ゲーム ,  ゲーミングシミュレーション ,  *計算機アルゴリズム ,  計算機プログラム ,  技術開発 ,  ソフトウェア開発 ,  マルチプロセッサシステム ,  評価関数 ,  性能評価 ,  探索問題 ,  意思決定 ,  プロトコル ,  ライブラリ【計算機】 ,  近似法 ,  プログラマ ,  *多数決論理 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： コンピュータ将棋

分類 (1件)： その他の計算機利用技術  (JE14000C)

引用文献 (7件)：

• 電気通信大学伊藤研究室. 5五将棋研究ブログ. http://minerva.cs.uec.ac.jp/~uec55/
• 伊藤毅志. 知識を直観的に記述できる5五将棋システム. 情報処理学会ゲーム情報学研究会. 2007, 17, 3, 17-23
• 伊藤毅志. 第2回UEC杯5五将棋大会報告. 情報処理学会ゲーム情報学研究会. 2009, GI-21-1, 1-8
• 柿木義一. 5五将棋における評価関数の自動学習. 第5回E&C研究ステーション招待講演発表用資料, 2008. 2008
• 小幡拓弥. 思考ゲームによる合議アルゴリズム-単純多数決の有効性について-. 情報処理学会ゲーム情報学研究会報告. 2009, 2009-GI-22, 2

タイトルに関連する用語 (5件)： コンピュータ将棋 ,  波 ,  アルゴリズム ,  多数決 ,  勝率