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J-GLOBAL ID：200902207184210512   整理番号：09A0822910

抗凍結蛋白質特性を持つ低毒性効率的凍結保護剤としての両性高分子電解質

Polyampholytes as low toxic efficient cryoprotective agents with antifreeze protein properties

著者 (2件)： MATSUMURA Kazuaki (Dep. of Medical Simulation Engineering, Inst. for Frontier Medical Sciences, Kyoto Univ., 53 Kawahara-cho, Shogoin ...) ,  HYON Suong-hyu (Dep. of Medical Simulation Engineering, Inst. for Frontier Medical Sciences, Kyoto Univ., 53 Kawahara-cho, Shogoin ...)
資料名： Biomaterials  (Biomaterials)
巻： 30  号： 27  ページ： 4842-4849  発行年： 2009年09月 
JST資料番号： C0964B  ISSN： 0142-9612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジメチルスルホキシド(DMSO)は,細胞毒性および分化に対するその効果にもかかわらず,多くのタイプの細胞および組織についての最も効率的な凍結保護剤(CPA)として数十年間使用されている。ここでは,適切な比率のアミノ基およびカルボキシル基の両性高分子電解質が,DMSOよりも高い凍結防御効率および低い細胞毒性を示すことを報告する。50mol%以上のカルボキシル化アミノ基のε-ポリ-L-リジン(PLL)の培養液は,マウスL929細胞の95%の融解後の素晴らしい生存効率を示し,ラット間葉系幹細胞は血清無しで分化の能力を完全に保持していた。カルボキシル化PLLは,膜保護により成功裏の凍結保護に寄与するかもしれない氷再結晶阻害のような抗凍結蛋白質特性を示すことも見いだした。このためこれらの両性高分子電解質は,種々の機能保全において,CPAのための新規材料としてDMSOを置換可能であり,凍結保存の機構を解明する研究にも有用であろう。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 医用素材 ,  *両性電解質 ,  医用高分子 ,  *高分子電解質 ,  ポリリジン ,  タンパク質 ,  間葉系幹細胞 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド ,  *両性高分子電解質 ,  凍結防止タンパク質 ,  細胞生存
準シソーラス用語： *凍結保護剤 ,  抗凍結蛋白質 ,  細胞生存性

分類 (1件)： 医用素材  (GA05040H)

物質索引 (1件)： ジメチルスルホキシド

タイトルに関連する用語 (4件)： 抗凍結蛋白質 ,  低毒性 ,  凍結保護剤 ,  両性高分子電解質