抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木材の耐朽性に関し,野外杭試験の実験方法を解説し,得られた結果の一部を例示した。また,素材や処理木材の耐朽性をより正確に評価するための課題や試験結果を活用する上での留意点を述べた。木材の野外杭試験とは,JIS K 1571に規定されている方法である。木口断面が30x30mmで長さが600mmの試験体10体を地中に半分の長さを埋め込み,1年に1回以上定期的に引抜いて,規定の判定基準に従って,腐朽状態を調査するものである。問題点としては,判定を目視と触覚で行うため,得られた数値がやや不安定で,判定者の経験の影響を受ける可能性がある。そのため,経験者を交えた複数人で判定し,できるだけ客観的な評価に努め,最終的に得られた被害経過の曲線を平準化させ耐用年数を決定することで,この試験による耐朽性の評価は可能と考える。