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J-GLOBAL ID：200902207205909864   整理番号：08A0939052

トンネル覆工の破壊メカニズムと補強材の効果に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON COLLAPSE MECHANISM OF TUNNEL LINING AND EFFECT OF REINFORCING MATERIAL ON LOAD-BEARING CAPACITY OF TUNNEL LINING

著者 (5件)： 真下英人 (独立行政法人土木研究所道路技術研究グループ) ,  日下敦 (独立行政法人土木研究所道路技術研究グループ) ,  砂金伸治 (内閣府政策統括官(防災担当)付) ,  木谷努 (パシフィックコンサルタンツ(株)トンネル部) ,  海瀬忍 ((株)高速道路総合技術研究所 道路研究部 トンネル研究室)
資料名： 土木学会論文集 F(Web)
巻： 64  号： 3  ページ： 311-326 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0107A  ISSN： 1880-6074  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トンネル覆工の破壊メカニズムおよび鋼繊維補強コンクリートや単鉄筋補強コンクリートがトンネル覆工の耐荷力に及ぼす効果の解明を目的として,実大規模の覆工供試体を用いた載荷実験を荷重条件および覆工の材料を変えて行った.その結果,トンネル覆工は,荷重条件によって3箇所の断面における曲げ圧縮またはひび割れの進展による断面破壊,1箇所の断面における圧縮によるせん断破壊のいずれかが発生することにより構造全体の破壊に至ることが明らかとなった.また,鋼繊維補強コンクリートおよび単鉄筋補強コンクリートの効果は破壊形態によって異なり,断面破壊に対する耐荷力のみ向上させる効果が現れる場合と覆工構造全体の耐荷力まで向上させる効果が現れる場合があることが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *トンネル覆工 ,  *破壊 ,  *補強材料 ,  *実物大試験 ,  鋼繊維強化コンクリート ,  耐荷力 ,  鉄筋コンクリート
準シソーラス用語： 単鉄筋補強コンクリート

分類 (1件)： ずり処理,支保工,覆工  (RC05040Y)

引用文献 (10件)：

• 1) 今田徹:トンネルの支保構造に関する構造力学的研究,東京都立大学学位論文,1980.
• 2) 朝倉俊弘,小島芳之,安東豊弘,佐藤豊,松浦章夫:トンネル覆工の力学挙動に関する基礎的研究,土木学会論文集,No.493/III-27, pp.79-88, 1994.6
• 3) 峯本守,鬼頭誠,梶原雄三,松岡茂:トンネル覆工の限界状態設計法に関する研究,土木学会論文集,No.523/III-32, pp.141-149, 1995.9
• 4) 鬼頭誠,峯本守,梶原雄三,松岡茂:鋼繊維補強コンクリートの特性を考慮したトンネル覆工の設計,土木学会論文集,No.554/III-37, pp.81-88, 1996.12
• 5) 松岡茂,益田彰久,松尾庄二,柳博文:ひび割れを考慮したトンネル覆工解析に関する研究,土木学会論文集,No.554/III-37, pp.147-155, 1996.12

タイトルに関連する用語 (4件)： トンネル覆工 ,  破壊メカニズム ,  補強材 ,  実験的研究