文献

J-GLOBAL ID：200902207418505422   整理番号：08A0702036

不可視マーカを用いた位置・姿勢推定のための環境構築とユーザ位置・姿勢推定システム

A User Localization and Marker Initialization System Using Invisible Markers

著者 (3件)： 中里祐介 (奈良先端科学技術大学院大) ,  神原誠之 (奈良先端科学技術大学院大) ,  横矢直和 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 13  号： 2  ページ： 257-266  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ウェアラブル拡張現実感(Augmented reality:AR)で,ユーザが装着したウェアラブルコンピュータやモバイル端末などを用いて現実環境に仮想環境を重畳表示して,例えばヒューマンナビゲーションなどへの実用化が期待される。ウェアラブルARでは,現実世界と仮想世界の座標系の位置合わせを行うためのユーザの正確な位置・姿勢計測が重要課題である。従来ユーザ位置・姿勢計測には,屋外・屋内別に各種技術が提案されてきた。本論文では,屋内用に,半透明再帰性反射材からなる不可視マーカ壁紙を提案した。システムは位置・姿勢推定のための環境構築フェーズとユーザ位置・姿勢推定フェーズとからなる。実験により,前者ではデジタルカメラで撮影してキャリブレーションができる仕組みとした。後者では,2種類のカメラ(赤外線LED付き)を使って精確な位置・姿勢が推定できた。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  *バーチャルリアリティ ,  *ヒューマンインタフェイス ,  コンピュータ ,  携帯端末 ,  世界 ,  レジストレーション【画像】 ,  屋内環境 ,  標識 ,  キャリブレーション ,  カメラ ,  位置決め ,  推定 ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： ウェアラブルコンピュータ ,  ナビゲーションシステム ,  マーカ ,  モバイル端末 ,  位置合わせ ,  仮想世界 ,  姿勢推定

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (21件)：

• HOLLERER, T. Situated documentaries : Embedding multimedia presentations in the real world. Proc. 3rd IEEE Int. Symp. on Wearable Computers (ISWC'99). 1999, 79-86
• DAHNE, P. ARCHEOGUIDE : System architectureof a mobile outdoor augmented reality system. Proc. 1st IEEE/ACM Int. Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR2002). 2002, 263-264
• 神原誠之. RTK-GPSと慣性航法装置を併用したハイブリッドセンサによる屋外型拡張現実感システム. 画像の認識・理解シンポジウム (MIRU2005) 講演論文集. 2005, 933-938
• BAHL, P. RADAR : An in-building RF-based user location and tracking system. Proc. 19th Conf. of the IEEE Computer and Communications Societies (INFOCOM 2000). 2000, 775-784
• KOUROGI, M. Personal positioning based on walking locomotion analysis with self-contained sensors and wearable camera. Proc. 2nd IEEE/ACM Int. Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 03). 2003, 103-112

タイトルに関連する用語 (6件)： マーカ ,  姿勢推定 ,  環境 ,  構築 ,  姿勢 ,  推定システム