抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,平成20年度に岐阜県発注業務で作成した河川技術者向けの副読本「岐阜県自然共生川づくりの手引き(案)」の内容を示し,今後,岐阜県において進める多自然川づくり(自然共生川づくり)を紹介するものである。本副読本は,河川を担当した経験のない技術者でも,自信を持って自然共生川づくりの業務を進めていけるように,その案内役を務めるべきものとして作成したものであり,本編と巻末資料の2部構成になっている。核となる部分は,本編の「第2章水辺づくり・川づくりの目標設定」と「第3章工法選定・施工者との目標共有」である。自然共生川づくりを推進するためには,これまでの川づくりの反省から,「明確化」「共有」「一貫」を重視した「川づくりの目標」を持つことが必要不可欠と考えた。このため,「現場第一主義」「複数担当者によるチーム・デザイン体制」「ワークシートの活用」を基本方針とし,「川づくりの目標」の設定方法を,作業プロセスの流れに沿って整理した。更に,工法選定にとどまらず,施工段階の重要性にも注目し,「施工時に配慮すべき事項」,工事発注書類のあり方を整理し,施工者との目標共有の方法についても示した。(著者抄録)