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J-GLOBAL ID：200902207799144137   整理番号：08A0677011

土壌・地下水浄化有用微生物の検出技術とバイオレメディエーション

Technology for Detection of Degradation Microorganisms and Bioremediation

著者 (6件)： 伊藤善孝 (松下環境空調エンジニアリング) ,  鈴木圭一 (松下環境空調エンジニアリング) ,  安藤卓也 (松下環境空調エンジニアリング) ,  梨本一男 (松下エコシステムズ 環境技研) ,  丹羽和裕 (松下エコシステムズ 環境技研) ,  島田和哉 (松下エコシステムズ 環境技研)
資料名： Matsushita Technical Journal  (Matsushita Technical Journal)
巻： 53  号： 1  ページ： 16-21  発行年： 2007年10月15日 
JST資料番号： G0474A  ISSN： 1343-9529  CODEN： MTJOFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テトラクロロエチレン(以下,PCE)などの塩素系有機化合物(以下,CVOCs)で汚染された土壌・地下水を浄化する工法の一つであるバイオレメディエーションは,費用や安全性の点で優れており,土着の分解微生物によるバイオスティミュレーションを汚染サイトの浄化に適用するためには,サイト内での分解微生物の生息が必須の条件である。PCEをエチレンまで完全分解するDehalococcoides属が注目されてきたが,中間生成物の分解に関与する微生物も報告されており,分解に関与する微生物を一度の検査で網羅的に検出する必要があり,今回開発したDNA(Deoxyribo Nucleic Acid)マイクロアレイ法によりバイオレメディエーション事前診断が可能になった。この技術を用いて,実際にCVOCsにより汚染された土壌・地下水を調査した結果,分解の進行に伴う分解微生物数の増加が確認され,実施の有効性が精度よく確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *バイオレメディエーション ,  土壌浄化 ,  *浄化 ,  微生物 ,  *DNAマイクロアレイ ,  *嫌気性菌 ,  *有機化合物 ,  *塩素 ,  生化学的廃棄物処理 ,  脂肪族塩素化合物 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： 地下水浄化 ,  有用微生物 ,  *Dehalococcoides ,  *塩素系有機化合物

分類 (2件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  土壌生物  (FB04050N)

物質索引 (1件)： テトラクロロエチレン

引用文献 (5件)：

• 伊藤善孝 他: 微生物群集解析を用いたバイオスティミュレーション法の適用性評価 土壌環境センター技術ニュースNo.11, p. 50(2006).
• Randolph Scott, et al.: Construction of a 16S-23S ribosomal DNA internal transcribed spacer sequence (16S-23S rDNA-ITS) -based microarray for the detection of perchloroethylene (PCE) -degrading microorganisms平成15年度第55回日本生物工学会大会講演集p. 200.
• Byoung Chan Kim, et al.: Development of a DNA microarray chip for the identification of sludge bacteria using an unsequenced random genomic DNA hybridization method, Environmental Science and Technology Vol.38, pp. 6767-6774(2004).
• Vogel, T. M., et al.: Abiotic and biotic transformations of 1, 1, 1-trichloroethane under methanogenic conditions. Environ. Sci. Technol. Vol.21, pp. 1208-1213(1987).
• 石田浩昭 他: 嫌気性バイオレメディエーションによる塩素化エチレン汚染地下水の浄化 環境技術Vol.34, No.4, pp. 15-19(2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： 土壌 ,  地下水浄化 ,  有用微生物 ,  バイオレメディエーション